はじめに

MacBookを買うときに、必ず悩むのが「Airにするか、Proにするか」。
特に最新のM4チップ搭載モデルでは、性能差が以前より小さくなり、どちらを選んでも十分に高性能であることは間違いありません。
実は私自身、初代MacBook Airから使い続け、さらにディスクドライブ付きのMacBook Pro時代からProも愛用してきました。それでもいまだに「次はAirか、Proか…」と迷ってしまいます。😭
結局のところ、選ぶ基準は用途やライフスタイル次第。
この記事では、これまでの自分の経験も踏まえて、AirとProの違いを整理し、どんな人にどちらがおすすめかを解説していきます。
M4 MacBookAir(メモリ16Gbps) / Pro(メモリ48Gbps)所持中
基本スペック比較(Air vs Pro)
項目 | MacBook Air M4 | MacBook Pro M4(14インチ) |
---|---|---|
重さ・携帯性 | 約1.24 kg(標準・薄型) | 約1.55 kg(やや重め) |
ディスプレイ | 60 Hz、最大500 nit、Nano‑texture非対応 | ProMotion 120 Hz、XDR 最大1000 nit(HDR: 最大1600 nit)、Nano-textureオプションあり |
チップ・性能 | M4(ファンレス) | M4(ファン搭載) |
冷却方式 | パッシブ(静音) | アクティブ(高負荷に強い) |
ポート類 | Thunderbolt ×2、MagSafe | Thunderbolt ×3、HDMI、SDXC、MagSafe |
バッテリー | 最大18〜20時間 | 最大20時間超え |
ナノテクスチャ(Nano-texture)ディスプレイとは?
- 反射や映り込みを抑えて視認性を向上させる特殊加工ガラスで、明るい環境下での使用に強みがあります
- Apple Storeなどの照明の強い場所では、通常ディスプレイより明らかな違いを感じやすいという声も
- 一方で、角度によって色味や黒の深さが変わりやすく、画質評価では賛否ありとの報告もありました
まとめ:
外出先や反射の多い環境での使用頻度が高いなら、追加投資として検討価値あり。
ProモデルのみがNano-textureを搭載可能。
実際のパフォーマンス比較(ベンチマーク・SSD・ゲーム)
ベンチマーク
- Geekbench 6(シングル/マルチコア)
- MacBook Air M4:シングル 3,765/マルチ 14,889
- MacBook Pro M4:シングル 3,816/マルチ 14,980
→ 数値差は小さく、日常的な用途では体感差はほぼなし。
- Cinebench 2024(CPU 3Dレンダリング)
- シングル:Air 170/Pro 171(ほぼ同等)
- マルチ:Air 735/Pro 1,002(約36% Proが高速)
- 動画編集(PugetBench/Final Cut Pro書き出し)
- PugetBench(Premiere Pro):Air 4,602/Pro 4,829 → 微差ながらPro優位
- Final Cut Pro 4K 15分書き出し:Proが21%高速 → 約2分のタイム節約に
- 総合ベンチ(例:Tom’s Viceによる測定)
SSD速度の比較
- Blackmagic Disk Speed Testによる測定
- Air(256GB):Read 約2,881 MB/s、Write 約1,909 MB/s
- Pro(512GB):Read 約2,889 MB/s、Write 約3,308 MB/s
→ 読み込みはほぼ同等だが、書き込み速度はProが大きく速い
- PCIe速度一般論
- MシリーズAirはPCIe 3.0 x4相当で約3,500 MB/s限界、Pro/Maxシリーズはさらに高速
ゲーム性能(エンタメ性能)
- MacBook Air M4のゲーム性能
- 軽めのゲーム(Stardew Valley, Dredge)は60fps近辺で動くが、設定低めでの使用が前提
- AAAタイトルでは控えめなパフォーマンス推奨(30fps、1080pで安定動作) ポリゴン
- MacBook Pro M4のゲーム性能
- Assassin’s Creed Shadowsを3024×1964で60fpsで動作。ファン冷却で温度・騒音とも安定。
- 軽量ゲームなら1時間でバッテリー10%程の消費と省エネなプレイが可能 GamesHub
- 発熱とスロットリングの差
- Airはパッシブ冷却のため高負荷時にはフレームレートが5–10 fpsほど落ちる可能性あり。Proは安定
- Macゲームの今と未来(macOS Sonomaによるサポート)
- Game ModeやGame Porting Toolkitによって、Windowsゲームの移植やフレーム安定化が進行中。ただし現状は移植率やフレーム数に限界あり
4. MacBook Air M4 が向いている人

- 日常作業や軽めのクリエイティブワーク、文章執筆などが中心
- 軽量・バッテリー優先でモバイル重視の方
- 価格を抑えて、そこそこパワフルな最新Macを求める方
- ごくまれにゲームをするライトゲーマー(軽量タイトル中心)
私の使用体験
私は動画編集と最近始めたばかりのブログ運営(超初心者!)、そして息子と一緒にMinecraftを楽しんでいます。
毎日、車内や外出先でもMacBookを開いて作業していますが、MacBook Proでないと不安に感じるのは動画編集くらい。
Minecraftは3〜4時間つけっぱなしでも動作が重くなることはなく、ブログ作業ももちろん快適です。
画面サイズもAirは15インチモデルがあるので大画面作業が可能。
また、M1の頃はParallelsを入れてWindowsも動かしていましたが、当時プレイしていたMMORPGでも特に不自由なく楽しめました(対人戦もがっつり!)。
さらに、SSD容量は256GBや512GBに抑えてクラウド(👉 pCloud活用術)を活用することでコストを抑えられます。
この運用なら、頻繁に最新モデルへ買い替える楽しみ方も十分アリだと思います😌
5. MacBook Pro M4 が向いている人

- 高い書き込み速度が求められる動画編集や大容量ファイル作業
- AAAゲームや高解像度でのゲームプレイを楽しみたい人
- 長時間の高負荷作業、マルチタスクをよく行うプロユーザー
- 映像クリエイト、制作、外部モニタ利用などクリエイティブ用途全般
ポートの豊富さは安心感につながる
Proでは HDMI・SDXCスロット・Thunderbolt ×3 が標準で搭載されています。
Airでよくある「アダプタ持ったかな?」という確認が不要になり、持ち物が減り、思考ノイズも減るのは大きなメリット。日常的に外部接続を使う人ほど、この差がストレス軽減につながります。
高負荷作業と冷却の安心感
動画編集や3Dレンダリングなど高負荷な処理では、ファン搭載のProが明らかに安心です。
特に夏場の暑い環境ではAirのパッシブ冷却は心許なく、M1時代から指摘されてきた通り「長時間作業では冷却性能が効いてくる」印象があります。
外部ディスプレイの拡張性
AirもM4からは2台接続できるので特に問題はなし。
ただ、Pro Max構成では 外部ディスプレイ最大3台 に対応するため、3台接続したい人はPro一択になります。
そこまでいけば職業もプロでしょうし迷わないと思いますが😅
むしろフルスペかどうかで迷うんですかね?😂
ナノテクスチャーディスプレイの体験
今回、ナノテクスチャーガラスのMacBook Proを初めて導入しました。
従来の「グレア/ノングレア」ほどの違和感がなく、しかも映り込みがほとんど気にならないため作業に集中できます。

この写真、左下がMacBook Pro(ナノテクスチャー)、右下がMacBook Air(標準)です。
後ろのブラインドがAirにはくっきり映り込んでいるのが分かりますか?
比較すると標準ガラスは映り込みが気になる場面もあり、Proのナノテクスチャーは予想以上に快適だと実感しました✨
まとめ:AirかProか、どう選ぶ?
実際に両方を使ってきた経験から言えるのは――
- MacBook Air M4 は、軽快さ・コスパ・携帯性を最重視する人に最適。
車内やカフェなど外出先での作業も快適で、Minecraftのようなライトゲームも十分こなせます。
SSDを抑えてクラウド活用すればコストもコントロールでき、買い替えサイクルも短く楽しめます。
本当に軽い作業での性能差は感じません。 - MacBook Pro M4 は、拡張性・冷却性能・安心感を求める人におすすめ。
動画編集や3D作業など長時間の高負荷処理ではProが圧倒的に安定。
ポートの豊富さやナノテクスチャーディスプレイの快適さも、日々の作業ストレスを減らしてくれます。
👉 つまり、「趣味使い+持ち運び重視ならAir」「クリエイティブ作業+安心感重視ならPro」 が基本の選び方。
ありきたりになってしまいますが、実際にM4 MacBook Air/Proを使って本当にAirの性能の高さに驚いてます😌
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※まだ関連記事が少ないので、今後記事が増えたらここにリンクを追加していきます。
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